アラノンの第三ステップ(5)限界の向こう側

Serene misty wetland landscape at sunrise with a bird flying above.

4カ月振りの「How Al-Anon Works 連載記事」の投稿です。
第8章の Twelve Steps まで進んだところで、この連載を私自身のステップワークと並行させることにしました。そのステップワークも先週のスポンサーシップでステップ3の質問を終え、次回からようやくステップ4に入ります。

ステップ3に関する記事は、前回の『アラノンの第三ステップ(4)ハイヤーパワー組に入る』をもって終わりにするつもりでいました。
けれどこれだけの期間が空けば、当然いろいろなことがあります。その間に起こったステップ3にまつわる出来事をいくつか書き留めておきたいと思います。

この6月、私は月に一度アラノンの書籍を学ぶスタディ・ミーティングをスタートしました。ミーティングの立ち上げに当たり、すでにスタディを運営している他の12ステッププログラムのメンバーに相談し、その運営方法を参考にさせていただきました。

しかしこの時点で、私はスタディ・ミーティングを始めることをスポンサーや他のアラノンメンバーにはほとんど話していませんでした。スタディの経験を持つメンバーがいなかった、というのは理由の一つです。けれど本当のことを言うと、私はメンバーからの批判を恐れていました。批判を受ければ、自分がやろうとしていることを見直さなければなりません。それが面倒で嫌だった、というのが一番の理由でした。

こうして自分の思い通りに押し進めて立ち上げたミーティングに対し、予想通り、一人のアラノンメンバーから批判的な意見をいただきました。
そこで初めてスポンサーに相談すると、あなたは今のあなたには責任が取れないことをやろうとしているのではないか、というようなことを言われました。
祈りながら進めていたつもりで道が逸れていることもわからないことが、その言葉を裏付けています。

そうしたいくつかの言葉を受け、今は他のメンバーの助けを借りてミーティングを軌道修正している最中であります。

8月11日の山の日は、 Big Book スタディ in 東京 2025 に行ってきました。私にとっては2024年に牛久で開催された Big Book スタディから一年振り、二度目の参加になります。

去年、私は正しい12ステップのやり方を知るためにスタディに参加しました。
その時はステップ1&2「私にはできないことを神がしてくださった」がテーマの一つであり、私は宿題をもらって振り出しに戻されました。
そして今年、おそらく正しいスタディのやり方を知りたいと考えていました。
始まって5分ほどで、大切なのは現在地と目的地であって、そのルートは重要ではないこと、ルートにこだわるのは自分でやろうとしているからだという話がありました。出鼻を挫かれ、「そうだ、こういうスタディだった」と思い出します。
今回はステップ3「自分には限界があり、その向こう側には別のやり方がある。ではどうしたらよいのか?」という問いを持ち帰りました。

Big Book スタディの翌日は夏季休暇を取っていました。スタディの記事を書くつもりでぼんやりとパソコンに向かっていたその日の午後、事故は起こりました。私の不注意によって、飼い鳥を外に逃がしてしまったのです。

ベタ慣れしている飼い鳥に対する私の過信については時おり娘からも指摘されていました。そうして実際に、それまで私から離れることがなかった飼い鳥はその日、ドアの隙間から飛び出して空高く舞い上がり、風に乗って一瞬で向かいの家の屋根の向こう側へと消えていきました。

必要な届出をし、朝夕名前を呼びながら探しました。探せば探すほどに、空の広さに圧倒される日々でした。
この状況がスタディの問いと重なり、そこに大きな意味を見い出すことができたら、と願う自分がいました。どれほど自己中心的なのでしょうか。ここにある事実は唯一つ、私の思い上がりは非常に危険であり、神の導きが必要であるということだけです。

今日の午後、飼い鳥の保護団体であるNPO法人TSUBASAさんのHPを見ていると、「届出をして終わりにせずに、定期的に該当する鳥さんがいないか問い合わせをしてみましょう」と書かれていました。
警察署に問い合わせてみると「一昨日隣の市で黄色いインコが保護されたようです」と言われました。その市の警察署に連絡して出向いたところ、それはうちのオカメインコでした。我が家から7.5キロ離れた町の道端にいたところをどなたかが保護し、匿名で警察署に届けてくださったそうです。

私は多くの人たちに支えられて生きている。そのことをあらためて思い知った一週間でありました。

それでは次回、今度こそステップ4に入りたいと思います。