【課外活動ミニレポ】Big Book Comes Alive!

A serene close-up of a pink lotus flower in full bloom floating on dark water, symbolizing beauty and tranquility.

2024年7月28日(日)茨城県の牛久にて、牛久でビッグブックを学ぶ会主催によるビッグブック・スタディ Big Book Comes Alive! が開催されました。講師はAAメンバーのひいらぎさん、相方は同じくAAメンバーのてんさんです。AA、GA、ギャバノン、 ACA、OA、アラノン、支援側の参加者からなる総勢40名がビッグブックの通称で呼ばれるAAの『アルコホーリクス・アノニマス』を学びました。
Big Book Comes Alive! とは、ジョー・マキューが行ったビッグブック・スタディの名称です。『心の家路』に詳しい解説がありますので、ぜひご一読ください。

ジョーとチャーリーについて (1) Big Book Comes Alive! | 心の家路ジョー・アンド・チャーリーのビッグブック・スタディとは何か。ieji.org

ここで一つ補足です。アラノンでは、ミーティング中に他の12ステッププログラムに関する分かち合いをしないという決まりごとがあります。これはアラノンフォーカスと呼ばれるもので、グループの目的が守られるよう、私たちがアラノンの問題にフォーカスすることを促します。しかし、ミーティングの外における私たちの活動や学びを制限するものではありません。むしろアルコホリズムへの理解を深めるため、AAのオープンミーティングなどに参加することが奨励されています。
さらにアラノンの伝統5には、グループの唯一の目的はアルコール依存症者の家族を手助けすることであり、私たち自身がAAの12のステップを実践することがその手段であると述べられています。アラノンがAAの12のステップを採用し、 AAの12のステップが書かれている基本テキストがビッグブックであるならば、その学びはきっと私たちにとって役立つものでありましょう。

さて、今回のスタディで配布された資料には、各ステップの概念、重要なキーワードとその意味、ビッグブックの対応箇所とその説明、それぞれのステップが示すこと、関連文献からの引用文などが豊富な図解や例説とともに全137ページ(!)のスライドに収められています。
まずはじめに、私たちの現在地(ステップ1=問題)、目的地(ステップ2=解決)、道程(ステップ3~12=解決を見つけるための行動)のマップを見ました。「ナビを設定していざスタート!」という感じに、ビッグブックを確認しながらスライドに沿ってステップを一つ一つ辿っていきます。ステップごとの質疑応答の時間にはさまざまな質問が活発に上がり、内容に深みを与えてくれました。

牛久でのスタディは今回が5回目とのこと、講師から「今日はレベルを上げていく」という話がありました。しかしそれは知識的にではなく、本来的にという意味であったようです。この日一貫して繰り返された共通のテーマは、自分にはできないことを神がしてくれたという気づきと自覚でありました。そしてそれを証しするのが私たちの役割であること。
「神さまにやってもらった人はいますか~?」という講師の問いかけに、参加者の誰からも手は挙がらず。「どうして12ステップをやってる人が手を挙げないの?」となりました。その通りです。

なぜ私は手を挙げなかったのか。思わぬ宿題を持ち帰ることになりました。どこまでも私のプログラムはリップサービスであり、自分がやりたいことをやりたいようにやっているだけ。それが答えです。「自律性の否定」と「神に頼むこと(祈り)」もまたこの日のテーマであったのです。
私にとっては再び振り出しに戻される機会となりました。新しい仲間は、回復の旅路の出発にもっとも必要なことが聞けたのではないでしょうか。まさにビッグブックに命が吹き込まれる(the Big Book comes alive)ような、ビッグブック・スタディでありました。

講師のお二方、そして運営チームのお三方、心よりありがとうございました。牛久の会場は温かでした。